COLUMN歯科コラム

これだけはNG!着色汚れを落とすためにやってはいけないケア方法

「歯の着色汚れをなんとかしたい」
仕事で人と話す機会が多い人にとって、歯の白さはとても大切ですよね。
最もおすすめできる歯のホワイトニングケアは、歯科クリニックで施術してもらうことです。専用の器具と専用の薬剤を使って、歯を傷つけずにクリーニングしてくれます。

しかし、歯科クリニックで着色汚れを落としてもらうには、通院時間もかかりますし、治療費もかかります。
「それなら自宅で安く仕上げたい」と思うのは当然で、セルフケア製品も多数販売されています。

ところが、自宅でのホワイトニングケアには、大きな落とし穴があります。
「安い、簡単、手軽」な方法がネットで紹介されていますが、安易に試さないほうが無難でしょう。
今回は日暮里駅前デンタルクリニックが、歯の着色汚れを落とすためにやってはいけないNGケア方法を紹介します。

そもそも着色汚れを落とすとは

そもそも着色汚れを落とすとは

まずは、着色汚れについて解説します。
窓ガラスに水彩絵の具で絵を描いても、ティッシュで簡単に落とすことができます。ところが、画用紙に水彩絵の具で絵を描くと、もうティッシュでは落とすことはできません。
ティッシュで拭き取れるかどうかは、水彩絵の具の粒子の大きさと、描かれるものの表面の凸凹(でこぼこ)の大きさによって決まります。
窓ガラスの表面にも凸凹はありますが、その凸凹は絵の具の粒子よりはるかに小さいので、絵の具の粒子はガラスの中に浸透しません。
一方、画用紙の表面の凸凹は大きいので、絵の具の粒子を吸収できます。画用紙の中まで浸透した絵の具の粒子は、表面をティッシュでなぞっただけでは取れません。
ただ、材質に浸透してしまった着色汚れを落とす方法が1つあります。それは着色した部分を削ることです。
汚れた部分を取り除けは、汚れが浸透していない層が表面に現れるので、元の美しさがよみがえるというわけです。

 

歯は削って白くしないほうがよい

自宅でのホワイトニングの落とし穴とは、まさにこの「削って着色を落とすこと」なのです。
メーカーの宣伝文句だけを信じてホワイトニング製品を使うと、確かに歯は白くなったけど同時に歯を削っていたという事態にもなりかねません。
歯の表面は、歯を守る鎧(よろい)である「エナメル質」で覆われています。エナメル質が削れてしまうと、象牙質という歯の中身が露出してしまいます。これでは歯が丸裸にされたようなもので、虫歯菌などに簡単に侵食されてしまいます。また、知覚過敏になって痛みも走ります。
ホワイトニングでは、削って白くする方法はNGです。

 

重曹は完全なNGではないが避けたほうが無難

ホワイトニングで有名なのが、重曹(じゅうそう)を使う方法です。重曹はとても安価で、1㎏も入った袋で500円しません。
重曹は衣類の洗濯に使われるほど「きれいにすること」が得意な物質なのですが、それでいて飲んでも人体に害はありません。重曹は食品添加物として使われるほど安全なのです。
そのため、重曹を使ったホワイトニングを紹介するサイトも多数存在します。
しかし、重曹には研磨効果、すなわち歯を削る効果があるのです。「重曹で歯が白くなった」=「エナメル質が削れている」となる可能性がゼロではありません。
また、重曹は刺激が強いので、口の中の粘膜を傷つけることもあります。さらに重曹は口の中をアルカリ性にする効果があります。口の中がアルカリ性になると歯石が付着しやすくなるのです。
ですから、重曹ホワイトニングは、あまりおすすめできません。

 

イチゴ歯磨き、レモン歯磨き

イチゴ歯磨き、レモン歯磨き

イチゴやレモンの果肉や果汁で歯を磨くと、歯が白くなることがあります。
イチゴもレモンも強い酸性なので、酸が歯の表面の汚れを溶かしてしまうからです。
しかし、酸は歯の表面のエナメル質も溶かしてしまう可能性があります。
先ほど、口の中をアルカリ性にするので重曹は使わないほうが良いと説明しました。しか酸性の状態も、口の中にとっては良くありません。
食べ物の食べると口の中は酸性に傾くのですが、それを唾液が調節して口の中を中性に保っているのです。
もちろん、食物としてイチゴやレモンを食べることは、ビタミン摂取という大きなメリットがあるので、むしろ推奨されることです。
しかし、それらの果肉や果汁を歯磨き粉のように歯になすりつけることは、避けたほうがいいでしょう。

 

海外から輸入したホワイトニング剤

海外のホワイトニング剤がインターネット上のサイトで売られていますが、それらを購入することは、違法でも何でもありません。
ただ、日本の厚生労働省やアメリカの食品医薬局(FDA)などが承認していない製品を使うのはとてもリスキーです。
ホワイトニング剤は漂白剤として過酸化水素を使っていて、過酸化水素の含有量が多いほど、歯は白くなります。しかし過剰な過酸化水素は歯に悪影響を及ぼします。
国の期間が承認していない製品は、漂白効果を強調しようと過酸化水素を多く入れている可能性があるのです。
また、FDAはアメリカ人の体質を基準に薬品などの承認を出しています。日本人の歯のエナメル質は欧米人のエナメル質より薄いという報告もあります。
よって、欧米の国々の機関が了承した製品でも、日本人の歯に合うかどうかは分かりません。

 

クエン酸や酢酸を使ったホワイトニング剤

厚生労働省が承認していないホワイトニング剤を手に入れた場合、その成分にクエン酸や酢酸が含まれていたら、使用を控えたほうがいいでしょう。
いずれも歯を白くする効果はありますが、歯にダメージを与える恐れがあります。

 

自宅ではよりマイルドな方法をおすすめします

歯科クリニックで受けるホワイトニングは、歯科医が歯の状態を見ながら薬剤を調整するので安心です。
しかし、自宅でホワイトニングをするときは、よりマイルドな方法を採用するようにしてください。例えば、ホワイトニング専用の歯ブラシを使うことは、歯へのダメージが小さい手法といえるでしょう。

→当院のホワイトニング・ピーリングについてもっと詳しく見る

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