MEDICAL CARE診療案内

歯牙移植(親知らず、埋伏歯の移植)

歯牙移植
親知らずというのは、思春期以降に生えてくる前から8番目の歯です。親知らずは、傾いて生えてきたり、横向きに生えてきたりなどきちんと生えないことも多く、抜歯を勧められることが多いのですが、条件が揃えば、その親知らずが失われた歯の代わりとして移植できることがあります。また、骨の中に埋もれている埋伏歯も同様に利用することが可能です。

歯牙移植とは

歯牙移植とは
歯牙移植とは、虫歯や歯が割れてしまい、抜歯となってしまった場合において、親知らずや骨の中に埋伏している歯をその部分に移植する治療法です。移植した歯は、他の歯と同様に再度機能させることができます。

歯牙移植のメリット

使っていない歯を有効に生かせる

使っていない歯を有効に生かせる
歯を失った後の治療法としては、インプラントやブリッジ、入れ歯が一般的に行われていますが、インプラント以外の方法は周囲の歯に負担をかけてしまいますし、インプラントは周囲の歯に負担をかけず、自然な感覚が得られるものの、費用が高額になってしまいます。
そこで、役に立っていない親知らずがあるならば、それを失った歯の部分に移植することで、有効に活用することができます。

天然の歯根膜がある

天然の歯根膜がある
歯を失っても、インプラントなら骨とインプラントが強固に一体化するため、自然な使い心地を取り戻すことは可能です。抜いた歯を利用する場合には、それが人工的な素材ではなく、天然の素材である、という違いはもちろんありますが、天然歯の周囲にある歯根膜を介して骨とくっつくという大きな違いがあります。
歯根膜は、骨と歯根の間に存在する靭帯で、噛み合わせの力を和らげるクッションの働きをするほか、噛む感覚を敏感に感じ取る、そして周囲に骨組織を造るという大事な役割を果たしています。インプラントはかなり品質も良くなってきていますが、天然の歯根膜というのはさすがにありませんので、このような面においては天然の歯の方が優っていると言えます。

噛む力のコントロールができる

噛む力のコントロールができる
抜いた歯を移植する場合、抜いた歯の表面に歯根膜があるので、噛む力を和らげるクッションもありますし、異常な力がかかると痛みを感じるセンサーの働きもするため、歯や骨に過剰な負担がかかることを防いでくれます。

周囲の歯に負担をかけない

周囲の歯に負担をかけない
抜いた歯は骨とくっつきますので、ブリッジや入れ歯の方法とは違って単独で機能させることができ、周囲の歯に負担をかけることがありません。

金属アレルギーのリスクがない

金属アレルギーのリスクがない
インプラントのチタンもかなりアレルギーを起こしにくい材料ではありますが、金属アレルギーのリスクはゼロではありません。一方、天然歯を利用する歯牙移植の場合には、被せ物をセラミックにすれば、金属アレルギーのリスクはありません。

移植後、矯正治療をすることも可能

移植後、矯正治療をすることも可能
天然歯を移植する場合、歯根膜がありますので、歯並びに問題がある場合には矯正治療で歯を動かすことも可能です。一方、インプラントの場合には、歯根膜がなく、骨と直接くっついているため、矯正治療はできません。

条件によっては保険が適用になる

条件によっては保険が適用になる
自家歯牙移植は、親知らず、もしくは埋伏歯を移植歯として使う場合で、移植を行う予定の場所の歯がまだ残っている場合、保険を適用することができます。(抜いたその日に移植することが条件となります)

歯牙移植のデメリット

神経を取らなければならない

神経を取らなければならない
歯を移植する場合、歯の内部に通っていた神経は根元から断ち切られることになり、そのままにしていると腐敗してしまいます。そのため、内部の神経は移植後に取り除く必要があります。

歯根が吸収してしまうことがある

歯根が吸収してしまうことがある
移植後、年数が経つと、歯根と異物と認識されてだんだんと吸収してしまうことがあります。

移植する歯が必要

移植する歯が必要
移植をするためには、使われていない健康な親知らずや埋伏歯が必要です。また、抜いた部分と大きさや形が極端に合わない場合には適用できない場合があります。

くっつかない場合がある

くっつかない場合がある
アレルギー体質の人の場合や、歯の状態によっては、移植した歯がうまくくっつかない場合もあります。

歯牙移植の予後

歯牙移植した後はどのくらい持つのか、これに関しては一般的に5〜10年くらいが目安となります。ただし、研究論文によっては、14〜15年持ち堪えているケースも決して少なくない、という報告もあります。これには、日々のお手入れや移植した場所の条件によっても差があります。
移植したらずっと大丈夫、という治療法とまではいかないものの、もし可能な場合には、インプラントを選択する前に移植を試してみるというのも一つの方法として考えてみられるとよいかもしれません。
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