COLUMN歯科コラム

スマホの使い過ぎは歯に悪影響を与える?スマホ顔にも要注意!

スマートフォン、いわゆるスマホは現代の私たちにとって欠かせないものとなっています。スマホでいろいろなことができるので、一日の多くの時間をスマホを見て過ごす、という人も多いのではないでしょうか。
スマホを見過ぎる悪影響として、目の問題は良く取り上げられますが、その影響は実は歯やその周囲にも及び、むし歯や歯周病のリスクを高める、あごに負担をかける、そして顔の見た目にまで影響を及ぼす可能性があります。
今回はスマホの使い過ぎによって口周囲に現れるさまざまな悪影響についてご紹介していきます。

スマホの使い過ぎで現れる歯やその周囲への悪影響

むし歯や歯周病のリスクが高まる

皆さんがスマホの画面に集中している時、お口の状態はどのようになっているでしょうか?
口がぽかんと開いている、もしくは逆に歯を食いしばった状態になっていないでしょうか?
口が開いたままになると、口内が乾いてしまい、唾液のさまざまな効能が発揮されにくくなり、口内で細菌が繁殖するなどしてむし歯や歯周病にかかりやすくなります。
歯を食いしばっている場合には、歯に過剰な負担がかかってしまい、歯に細かい亀裂が入ってそこからむし歯ができたり、歯を支えている骨が弱って歯周病にかかってしまったり、ということが起こりやすくなります。

知覚過敏や歯の痛みを起こしやすくなる

とくにスマホでゲームをしている場合などにおいては、ゲームに集中して歯を無意識に噛みしめる、という状況が起こりやすくなります。
このような噛みしめが頻繁に起こると、歯が異常にすり減ったり、歯にヒビが入ったり、歯を支えている骨に負担がかかって骨が減り、歯茎が下がったり、といったことが起こりやすくなります。
結果的に冷たいもので歯がしみやすくなる「知覚過敏」や歯の痛みを引き起こす可能性があります。

顎の関節に負担がかかる

スマホを見ながらの無意識の噛みしめや、スマホの使い過ぎによるストレートネック(首が前に出てしまう姿勢)は顎の関節に負担をかけてしまいます。
その結果、顎関節症(あごの痛み、関節の雑音、口の開きづらさ)を引き起こしたり、頭痛や肩こり、首の痛みなどの症状も出たりして辛い思いをしてしまうこともあります。

「スマホ顔」になりやすくなる

もう一つ、スマホを長時間使うことで懸念されている問題として、「スマホ顔」と呼ばれる顔になりやすい、ということが挙げられます。
スマホ顔とは、スマホを下を向いた姿勢で見続けると起こりやすくなるもので、その姿勢を続けることにより、口周囲の筋力が低下し顔のたるみや歪みが起きてしまいます。
また、口周囲の筋力の低下は、そういった顔の見た目の変化だけでなく、ものを飲み込みづらくなるなど、体の老化を促してしまうため、将来的に寝たきりになるリスクも高めてしまう、という懸念もあります。

このように、スマホの長時間使用には、お口周囲にもさまざまな深刻な影響を及ぼす可能性があります。

できるだけスマホの悪影響を起こさないようにするためには

  • ・スマホ依存にならないようにする
  • ・使う際には猫背にならずに姿勢を正し、目の高さで使うようにする
  • ・噛みしめや食いしばりを意識してやめる
  • ・鼻呼吸を意識する

といったことを意識しましょう。
便利なスマホ、でも使い方によっては体に悪影響となります。
使用する際の心がけ一つで影響もかなり違ってきますので、ぜひ今回の内容を参考にしていただき、歯や口の健康をキープしていきましょう。

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